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東京慈恵医科大学同窓会

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2017年04月25日 看護学科教授就任挨拶
母性看護学 細坂 泰子


 平成29年4月1日付で医学部看護学科母性看護学教授に就任いたしました。
 母性看護は女性とその子ども・家族を対象に、女性の生涯にわたるリプロダクティブヘルスの水準を維持・増進し、母性に関する健康障害の予防と回復に寄与するために女性および家族の生活を整える援助を指します。その対象は妊産褥婦とその子ども、未来や過去に母親である女性だけでなく、母親でなくても次世代の健全育成に関与している女性やパートナーとしての男性、子どもを育てる家族、その家族が生活する地域社会も母性看護の対象者となると考えられています。本学での母性看護学を発展させるための大きな柱として、教育、研究、領域の系統立てた組織づくりを支援したいと考えています。
 教育では学生の課題解決能力育成を目標に、臨床との連携を深めた実習や最新の知見を基に知識の統合ができるよう支援していきたいと考えています。また看護研究の発展は臨床での最適な看護ケアの提供やケア実践への応用によって、より広く対象の生活を改善できると考えています。そのためにも有用な研究知見を蓄積し成果を発信できる人材の育成を支援したいと思います。組織づくりでは臨床との連携だけでなく、大学組織の中での役割を担える組織人としての成長、社会の期待に応えられるような人としてのレベルアップを図れるよう、自分自身も含めて努力してまいりたいと思います。
 どうぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
略  歴
 細坂泰子(ほそさか・やすこ)愛知県出身。平成5年愛知県立看護短期大学卒業、平成6年名古屋市立大学看護短期大学部専攻科助産学専攻卒業、愛知県内総合病院で助産師として勤務、平成12年愛知県立看護大学看護学科卒業、平成14年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程卒業、平成17年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻博士課程卒業(保健学博士取得)、北里研究所研究員を経て平成19年東京慈恵会医科大学医学部看護学科母性看護学講師、平成25年同准教授、平成29年より母性看護学教授。

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