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東京慈恵医科大学同窓会

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2017年09月25日 第134回成医会総会プログラム


 第一日の特別講演は?「転写制御因子GCMの機能解析と脊椎動物の進化に関する考察」岡部正隆教授(解剖学講座{組織・発生})〔座長:石川博名誉教授〕、?「細菌の形成するバイオフィルム」水之江義充教授(細菌学講座)〔座長:渡邊直煕名誉教授〕。
 シンポジウムは昨今、遺伝子診断、がんのオーダーメイド医療が加速している現状を踏まえ「遺伝医療とがんのオーダーメイド医療の現状と未来〜本学の遺伝診療センター設立に向けて〜」を取り上げた。司会は花岡一成准教授(総合診療内科)、松浦知和教授(臨床検査医学講座)。?「本院アンケートからわかった本学の遺伝診療の現状とニーズ」佐村修准教授(産婦人科学講座)。?「先駆け申請から考えるがんクリニカルシークエンス検査の実装」河野隆志分野長(国立がん研究センター研究所ゲノム生物学研究分野)、追加発言「がんの遺伝子診断と治療」和久井大先生(呼吸器内科)。?「遺伝性疾患診療の現状と未来〜本学の最前線と今後の展開〜」小林博司准教授(総合医科学研究センター遺伝子治療研究部)。?「新・遺伝診療センターの果たす役割:国内外の趨勢、遺伝カウンセリング、各科連携、教育など」川目裕教授(東北大学東北メディカル・メガバンク機構遺伝子診療支援・遺伝カウンセリング分野)。?総合討論。
 第二日の宿題報告は?「レニンと高血圧」谷口郁夫教授(循環器内科)。?「本学における術中ナビゲーションシステムの開発」服部麻木准教授(高次元医用画像工学研究所)。?「本邦におけるDNARの問題点」大槻穣治准教授(総合診療内科)。?「緑内障早期発見の試み」高橋現一郎准教授(眼科学講座)。
 パネルディスカッションは「慈恵医大が求める医師・学生像」を取り上げた。司会は川村哲也臨床研修センター長、小島博己附属病院副院長。?「国が目指す卒前・卒後教育のシームレスな連携」佐々木昌弘先生(厚生労働省健康局がん・疾病対策課課長)。?「本学の卒前教育カリキュラムが目指すもの」中村真理子教授(教育センター)。?「プロフェッショナリズム育成のための卒前・卒後教育」岡崎史子先生(教育センター)。?「臨床研修を終えた本学卒業生からの意見」1:附属病院での研修から:長尾陸先生(内科・レジデント一年目)、2:他施設での研修から:新村一先生(耳鼻咽喉科・レジデント一年目)。?「プロフェッショナリズム育成に関わる今後の課題」1:現在の問題点と今後の課題:小島博己附属病院副院長、2:メンター制度の導入:大村和弘先生(耳鼻咽喉科学講座)。?総合討論。(注:終了後高木2号館地下一階カフェテリアリーベにて懇親会開催)。
 一般演題(示説)は両日大学1号館学事課前ロビーにて展示される。基礎系、臨床系だけではなく学生、パラメディカルスタッフからの発表がなされる(上位三示説には10月12日に2号館三階B会議室で開催される成医会評議員会で会長より優秀賞が授与される)。得られるものが実り多い成医会である。多くの方々(学生、パラメディカルの方を含む)の積極的な参加をお願いしたい。
(成医会運営委員長 中川秀己)

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