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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2017年12月25日 慈恵医大女性医師キャリア支援室活動報告(その5)
復職支援スタートアッププログラム
タイムマネジメントセミナー開催
附属病院総合診療部 関 正康(平16)


 平成29年11月20日、文部科学省未来医療研究人材養成拠点形成事業における復職支援スタートアッププログラムの一環として、女性医師キャリア支援室の共催で神戸大学大学院医学研究科感染治療学岩田健太郎教授をお招きし、タイムマネジメントセミナー「時間泥棒にならないために 定時帰宅のすすめ」が開催された。
 「働き方改革」が昨今話題となり、その中のキーワードの1つである「タイムマネジメント」は医療者にとっても考えるべきものとなっている。岩田教授から実際の取組として、チームのアウトカムを保つために診療の計画や検証を徹底し、いわゆる「注)PDCAサイクル」を個人とチームで回す。目的を持った会議とカンファレンス運営をする。夜8時には帰宅することをルールとしている等が紹介された。これは、単に無駄を省いて早く帰るということではなく、時間を限定する中で診療チームの医療の質を最大限高める努力が求められるということである。多様性を認め、様々な役割を担う人を活用する必要があり、チームとして時間管理をすることで、自分はもちろん、ともに働く医療スタッフの有益な時間を奪うことなく更にこれを有効に利用して生産性を高めることもできるはずである。
 今後医療者も他職種同様に育児や介護あるいは健康問題等に適合した働き方へ変化していくことが予想される。本セミナーの講演内容をもとに、女性医師キャリア支援室としても今後の診療・教育・研究と生活の「マネジメント」に関する支援を行っていきたいと考える。
注)「PDCAサイクル」:行動プロセスの枠組みのひとつ。Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(行動)の4つで構成されていることからPDCAという名称になっている。
【慈恵医大女性医師キャリア支援室メールアドレス】
 本学並びに同窓会事務局に女性医師復職支援の窓口として、メールアドレスを開設しましたので、お気軽にご相談ください。
  大 学:女性医師キャリア支援室副室長(川瀬和美・昭62・外科)
     jyoseiishiwg@jikei.ac.jp
  同窓会:女性医師問題支援担当理事(島田千恵子・昭62)    
      jics-jidaidoso@jikei.ac.jp

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