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東京慈恵医科大学同窓会

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2018年07月25日 西新橋キャンパス再整備計画 現在の進捗状況

 新外来棟建築を中心とした西新橋キャンパス再整備計画は、順調に進められており、2018年10月末に新病院(仮称)(小児周産期センター、健診センターが入る予定)が竣工する。新病院の建物名称は、再整備計画統括会議で検討されており、7月の理事会で決定される予定である。
 新病院(仮称)は、外来棟の隣地で東京都から借用した旧港工業高校跡地に建築中である。すでに竣工した2号館(臨床医局・臨床ラボ・理事室・会議室等が移転)と一体免震化され、現在、内装工事が行われており、一部の機器の搬入も始まった。新病院は、一階に小児科外来・産科外来、二階に健診センター、三階に産科病棟・MFICU(母体胎児集中治療室)、四階に小児科病棟・NICU(新生児集中治療室)・PICU(小児集中治療室)・GCU(継続保育室)、五階に小児科病棟を配置する。このうち、二階の健診センターは来年一月に中央棟一階から移転し、リニューアルオープンとなるため、医療機器・什器の選定、移転委託業者の選定等の移転プロジェクトが着々と進められている。新しい健診センターでは、女性検診、消化器内視鏡検査の充実に加えて、CT・MR等の画像診断もより効率的に行われるように改善される。
 新病院の竣工式は、健診センターのリニューアルオープンに先立って、2018年10月31日(水)に執り行われることが決まった。併せて、一般内覧会(教職員・近隣住民向け)は31日(水)の午後と翌11月1日(木)に行われる。今回の竣工式は新外来棟建築を中心とした西新橋キャンパス再整備計画の通過点であり、一年後に新外来棟の竣工式ならびに新病院・新外来棟のグランドオープンを控えていることから、小規模な式祭となることをご理解いただきたい。
 一方、昨年12月に地鎮祭を行った新外来棟は、旧大学2号館の解体が完了し、重機による地下掘削工事が進捗している。同時に、新病院と新外来棟を繋ぐ地下通路の掘削工事が、夜間帯に慈恵通りを一部通行止めにして行われている。また、新外来棟と既存の中央棟・E棟とは連絡通路(地下・上空)で繋ぎ、床の勾配がなく建物間の移動が容易になり、スタッフや物流の移動距離が短縮される。
 旧大学本館前タクシープール付近の仮囲いには、本学の建物の歴史と新外来棟のイメージをデザインしたサインを掲示し、来院される方などに対して周知を図っている。また、現外来棟エントランスには、パネルで新外来棟の外観・内観イメージ図を掲示するとともに、新外来棟一階の模型を展示し、来院される方々に新しい外来棟をご覧いただけるように配慮した。
 その他、中央棟機能拡充整備工事として、健診センターが新病院二階に移転した跡地と入退院ロビーを一体的に改修し、中央棟一階に救急部を移転するための実施設計が進められている。E棟の総合母子健康医療センターの小児・周産期の機能が新病院に移ると、いよいよ既存棟のローリング計画がスタートする。また、耐震性に課題がある高木会館は、2019年2月から五〜七階を減築するための工事が始まり、高木会館は、現在の外来棟の跡地に建築予定の新大学本館が竣工するまで使用する予定である。
 このように、新病院の竣工後も息つく暇もなく、新外来棟の建築が継続的に行われ、2020年1月に予定されている新病院と新外来棟のグランドオープンに向けて、西新橋キャンパス再整備計画が進められることとなる。これまで以上に安心・安全の医療を提供することはもとより、来院される方々に対して工事によるご迷惑・ご不便を極力かけないように十分に配慮している。西新橋キャンパス再整備計画が恙なく実行できるよう、同窓の皆様にもご理解とご支援を心からお願いしたい。

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