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東京慈恵医科大学同窓会

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2018年08月25日 慈恵医大女性医師キャリア支援室活動報告

 本コラムではこれまで本学女性医師キャリア支援室の取り組みを紹介してきた。今回から女性医師のキャリアを考える上で、様々な立場からのご意見を述べていただくこととした。

「共働き世帯の男性医師より」
附属病院 総合診療部  関 正康(平16)

 私は現在、本学女性医師キャリア支援室が行う「介護育児支援ワーキンググループ」に参加させて頂いている。私の妻は呼吸器内科医で、5歳の長男と2歳の長女は保育園に通っている。私は子供の送りや家事の一部を担当している。妻も勤務医であり、子供がいることが、このワーキンググループへの参加に繋がった。この活動の中で、私には色々の変化が生じたが、最も大きな変化は、分単位で時間当たりの「生産性を高める」意識を持つようになったことである。様々な制約のある日常の中で、どのように生産性の高い時間を作るか。子供達の通園時間や食事、睡眠などの生活時間をずらすことはできない。家族のための時間を作るためには、私自身の就業時間内のふるまい方を見直す必要があった。例えば、いかにして外来診療の質を高め効率よい診療体制を構築するか。外来診療での検査待ち時間や通勤途中の時間を僅かでも有効に活用し、いかにして教育活動の資料準備や文献整理、論文執筆を進めるかなどを強く意識するようになった。このような個人の経験を生かしつつ、今後も「介護育児支援ワーキンググループ」の活動に携わっていきたいと思う。

 同窓の先生方にも、忌憚ないご意見を頂きたい。

 本コラムへの投稿は大学「女性医師キャリア支援室」または同窓会事務局の下記メールアドレスまで。


慈恵医大女性医師キャリア支援室メールアドレス

 本学並びに同窓会事務局に女性医師復職支援の窓口として、メールアドレスを開設しましたので、お気軽にご相談ください。
大 学:女性医師キャリア支援室副室長(川瀬和美・昭62・外科)
jyoseiishiwg@jikei.ac.jp

同窓会:女性医師支援担当理事(島田千恵子・昭62)
jics-jidaidoso@jikei.ac.jp

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