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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2018年11月25日 教授就任挨拶

 平成30年10月1日に、内視鏡科が改称および改組され内視鏡医学講座が開設されました。本講座は、昭和38年に創設された中央診療部内視鏡科に端を発し、その後、昭和61年に初代渡辺豊教授のもと特設臨床科目として独立いたしました。大学病院における内視鏡科としては、日本で2番目に発足したもので、今では最も歴史の長い内視鏡科です。その後、平成2年に鈴木博昭教授、平成13年に田尻久雄教授へと引き継がれ、私は平成27年から内視鏡科として4代目の教授に就任し、この度初代の講座担当となりました。
 内視鏡科の創設以来30年の時を経て、現在、本院では年間2万件以上の、また、4病院を合わせると4万8千件以上の内視鏡を実施しており、慈恵医大は世界でも有数のハイボリュームセンターに成長しました。内視鏡が担う診療内容は、消化器腫瘍の検診から切除、止血や異物除去など救急処置、そして胃瘻造設やステント留置などの緩和医療にまで至る幅広い裾野を持ちますが、本学ではあらゆる診断治療技術に対応できる診療体制を他の診療科と協力のもと整備いたしております。また、ロボット内視鏡システムや人工知能診断支援技術など、慈恵医大独自の先進技術の開発研究にも積極的に取り組んでいます。
 これまで同窓の先生方から頂戴したご恩に少しでも報いることができるよう、教室員一同一層精進して参りますので引き続きご支援ご指導のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
    略 歴
 炭山和毅(すみやま・かずき)平成10年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業、平成15年東京慈恵会医科大学大学院医学研究科博士課程卒業、同年東京慈恵会医科大学内視鏡科助手、平成17年米国Mayo Clinic Co-
llege of Medicine博士研究員 、平成24年東京慈恵会医科大学内視鏡科講師、平成27年東京慈恵会医科大学内視鏡科教授、平成30年東京慈恵会医科大学内視鏡医学講座担当教授。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・評議員、米国消化器内視鏡学会フェロー、世界内視鏡学会Upper GI cancer committe-e、日本平滑筋学会評議員、日本コンピュータ外科学会評議員、日本成人病学会評議員。

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