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東京慈恵医科大学同窓会

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2018年12月25日 慈恵医大女性医師キャリア支援室活動報告(その11)

晴海トリトンクリニックにおける女性医師参画を期待
晴海トリトンクリニック所長・教授 加地正伸

 高齢化社会の到来に際し、疾病の予防や重症化の阻止は重大な課題であり、健診や総合内科的診療の重要度は急速に増している。本学においては、晴海トリトンクリニックとこれに併設する晴海健診センターもこの役割を担っており、積極的に活動し社会の喫緊の課題に対して的確に対応して行く必要がある。しかし、現在十分な数の医師の配員が満たされない状況が続いており、あらたに女性医師の参画を期待するところである。人の行動変容を起こすような診療は女性医師が得意とする領域でもあり、また、女性の受診者は女性医師の診察を希望する場合も多く、女性医師であることが大きなアドバンテージになっている。この様な現況に鑑み、晴海トリトンクリニックでは、女性医師が新しい医療の提供のために主体的に働く場を積極的に提供したいと考えている。
 この度、「附属病院における教員(医師)の短時間勤務に関する規定」が改定され、晴海トリトンクリニック(健診を含む)にて週一単位(半日)以上勤務している場合は、宿直または日直を行わなくても他施設での就労が可能となった。また、出退勤時間の設定についても柔軟に対応し、常勤で勤務する場合には、帰属している診療部の業務も合わせて継続することなどの相談にも応じることができる。
 女性医師の皆様には、まずはどんなことでもご相談いただきたい。

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