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東京慈恵医科大学同窓会

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2023年08月25日 木村 正君(平20)2023米国整形外科学会
Best poster in foot and ankle classificationを受賞


 令和5年3月7〜11日、米国Las Vegasで開催された米国整形外科学会において、整形外科学講座の木村正君がBest poster in foot and ankle cl-assificat-ionを受賞した。木村君がこの賞を受賞するのは2回目である。本学会は、米国はもとより世界中の整形外科医が臨床に直結した研究の成果を発表する学会で、演題採択が最も困難な学会の一つである。
 今回の受賞演題は、“Evaluation of metatarsal torsio-n by using 3D an-alysis and compu-ted tomography. Hallux valgus v-s.Hallux Rigidus vs. Normal feet”で、高次元医用画像工学研究所の鈴木直樹客員教授(早稲田大学教授)と服部麻木准教授のご協力のもと研究を進めてきた。この発表は,従来の単純X線像では詳細には知り得なかった中足骨自体の捻れを、CTから得た三次元のデータにより評価し、外反母趾、強剛母趾、正常足で比較検討したものである。本結果が高く評価された理由は、三次元の精密な検討であること、臨床に直結し、今最も注目されている課題を扱っていることなどである。この研究の成果は今後、外反母趾や強剛母趾の手術療法にフィードバックされていくものと考える。
 今後も本学における基礎と臨床、医学と工学の良好な連携を継続し、世界に発信できる研究を続けていきたいと考えている。
(整形外科学講座 窪田 誠記)

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