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東京慈恵医科大学同窓会

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2023年08月25日 占部文彦君(平24)第31回日本医学会総会奨励賞を受賞

 泌尿器科学講座助教の占部文彦君(平24)が、令和5年4月21日〜23日に開催された第31回日本医学会総会2023東京において日本医学会総会奨励賞を受賞し、学会期間中に受賞講演と表彰式が執り行われた。
 日本医学会総会奨励賞は、医学上、優れた業績を上げた若手研究者を表彰し、今後の医学会を活性化し得るものに対して授与される賞である。基礎領域、社会医学領域、内科領域および外科領域の4領域から各5名選出され、占部君は今回外科領域での受賞となった。本学会は4年に1度開催される、日本医学学会の総まとめのような学会であり、このような会での受賞は大変な名誉である。今回の受賞演題は「エクソソームを標的とした前立腺癌における新規診断・治療法の開発」であり、同君が国立がん研究センターとの共同研究で行ってきた研究成果である。また、今回本学関係者としては、臨床疫学研究部の青木拓也君も社会医学領域にて奨励賞を受賞されており、1大学から2名の選出はまさに快挙と言える。
 現在も、占部君は日常診療後に落谷孝広博士(東京医科大学分子細胞治療研究部門)、山本雄介博士(国立がん研究センター研究所病態情報学ユニット)のもとで、泌尿器疾患に関する研究を継続しており、学内外の共同研究にも積極的に参加するなど精力的に活動している。また、これまでにも、日本癌学会奨励賞、東京都医師会医学研究奨励賞など診療科を超えた賞も数多く受賞しており、臨床と研究の両輪で大きな成果をあげている。今回の受賞を機に今後も同君がPhysic-ian scientistとして飛躍することを大いに期待する。
(泌尿器科学講座担当教授 木村高弘記)

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