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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2024年01月25日 2023年同窓会振興資金による海外派遣助成金授与式

 令和6年1月11日(木)午後4時より同窓会本部において同窓会振興資金による海外派遣助成金授与式が執り行われた。本事業は若手研究者を対象に海外学会での発表に際して援助する目的で策定され大学より推薦された大学院生と助教に総額200万円が授与されている。医療の目覚ましい進歩は優れた研究によりもたらされる学祖高木兼寛はかつて国民病と呼ばれた脚気は栄養の欠落により引き起こされると提唱、本邦初の大規模臨床試験を行い実証多くの尊い命を救った。発想の独自性、先見性、成果とも画期的であり病人を診てその置かれている環境を調べる建学の精神「病気を診ずして病人を診よ」の源流と言える。研究、臨床を問わず医学界をリードする優秀な人材を母校から輩出する一助になれば至極である。
 本年度は10名で振興資金委員会ならびに同窓会理事会で審議した結果、全員に贈られることになった。止まない雨はない世界中を席巻したコロナウイルス感染症も落着きウイズコロナ時代を迎え対象者は以前のレベルに戻りつつある。
 授与式には7名が出席、武石昌則同窓会長が本資金の意義、授与者へのお祝い、労いの言葉を述べられ各々に助成金が手渡された。続いて尾泉博振興資金委員長から今後も研鑽を積まれ国内のみならず海外においても活躍されるよう期待しますとの挨拶があり終了した。対象者、所属、発表学会は右記のとおりである。(尾泉記)

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