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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2024年02月25日 令和5年度 海外選択実習生
成果報告会開催される


 令和5年(2023)12月16日、大学1号館講堂(3階)において、海外協定校で選択実習を行った21名の医学科6年生による成果報告会が、南沢享国際交流センター長・細胞生理学講座担当教授の指導の下に開催された。司会進行役は、嘉山智大国際交流センター運営委員・整形外科学講座講師であった。発表はスライドを使用した口演であった。その内容と時間は、現地で学んだ専門学的知見の発表が英語で5分間、質疑応答が英語で3分間、後輩たちのために有用と思われる参考事項の提示が日本語で2分間であり、発表時間は1人につき合計10分間であった。いずれの学生の発表もスライドの構成が良く、理解し易く、聴衆の心に響くものであった。話す英語も洗練されて淀みが無く、発表時間も厳守されていた。この報告会に出席して強く感じたことは、最近の本学学生の学力ならびに英語力の著明な向上であり、海外に向ける眼力の確かさである。
 国際交流センターは、本学の国際交流を一層活性化するため、平成27年(2015)4月に学術情報センター内に開設された。学内教職員や同窓会諸兄のご支援のもと、学祖が学んだセント・トーマス病院医学校が統合されているキングス・コレッジ・ロンドン(KCL)を始め、海外15大学と協定を結び活発な国際交流を行っている。毎年、20名以上の医学科生・看護学科生が海外協定校での臨床実習を行っており、さらには、海外十数カ国から年間数十名の学生が本学で臨床実習を行っている(新型コロナウイルス感染症拡大時期を除く)。
 この成果報告会では、5つの項目に5段階の評価を設けて発表内容を審査し、教学委員2名と国際交流センター運営委員4名による最優秀賞と優秀賞の選定が行われた。いずれの発表も甲乙を付け難いほどレベルの高いものであったが、最優秀賞は高泉優さんに、優秀賞は馬場有夢さんと古谷悠佳さんに決定され、後日、松藤千弥学長から賞状が授与された。尚、当日の参加者は、医学科生52名、海外からの臨床選択実習生3名、教職員11名、合計66名であった。
 国際交流センターは、医学科生・看護学科生の海外臨床実習派遣の支援、海外からの学生の臨床実習受け入れの支援、これら学生間の交流促進、国際交流に関する情報の発信などを通して、今後も本学の国際交流活動に積極的に貢献していきたいと考えている。
 (国際交流センター シニアアドバイザー 昭50・関谷 透記)

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