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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2017年01月25日 新たな歩みの第一歩
学校法人慈恵大学 理事長 栗原  敏


 同窓の皆様には心新たに新年をお迎えのことと思います。年頭にあたり皆様のご健勝を心から祈念申し上げます。
 昨年、11月1日に上棟式を行った新大学2号館(仮称)は、本年6月に竣工予定です。ここには臨床医局や理事室などが、本年7月に移転します。これまで臨床医局と教授室が離れていて何かと不便でしたが、教授室と臨床医局が同じ場所に配置され、それぞれの臨床講座内で良好な意思疎通が図られるものと思います。講座としての一体感が生まれ、教育、診療、研究がより一層推進されることを期待しています。また、各講座間のコミュニケーションが良好になり、お互いの連携を深めることによって、講座の壁を越えた新たな潮流が生まれるものと思います。新しい建物に魂を入れて欲しいと希望します。
 一階には700名を収容することができる講堂が設けられ、都が要望している災害医療の一環として、災害時に被災者を収容して、トリアージに使われます。また、4階と5階には臨床講座が共同で使う臨床ラボが設置され、臨床講座の研究を支援します。3階には理事室や会議室が移転されるとともに、会議室の数も増えます。新大学2号館に続いて秋には、都が要望している小児・周産期医療を担う新病院の建築が始まります。
 大学本館と大学2号館は今秋から取り壊され、新外来棟建築の準備が始まります。昭和7年以来、大学を担い同窓から愛されてきた大学本館には特別な思いがありますが、創136年を迎えた本学が、未来に向けて変革するために熟慮の上決断したことです。未来にはばたく慈恵大学の第一歩となるよう、新年を迎えて決意を新たにしています。
 本年もご支援下さいますようお願い申し上げます。

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