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東京慈恵医科大学同窓会

最新情報


2017年01月25日 新年を迎えて
東京慈恵会医科大学附属病院 院長 丸毛 啓史


 新年あけましておめでとうございます。
 本年は、新大学2号館(仮称)が竣工する予定です。また、新外来棟建築に向けた計画が最終段階を迎える重要な年になります。本計画が滞りなく進捗するためには、病院経営が堅調に推移する必要があります。しかし、診療報酬のマイナス改定や特定機能病院に対する選定療養費徴収の義務化による受診抑制等の影響もあり、予算達成が厳しい状況が続いています。こうした医療費削減に向けた圧力は今後も続きますので、これまで以上に医療連携を充実させながら、特色のある高度、救急医療の供給体制を構築していく必要があります。この基盤となる、「法令遵守、医療安全管理・感染対策の徹底」を本年も最優先課題とし、質の高い、安全・安心の医療の実現を目指していきたいと思います。
 「緩やかなセンター化構想」につきましては、昨年は、心臓外科、血管外科、循環器内科がチームとして、東京都の急性大動脈スーパーネットワークに参画しました。本年は、乳腺・内分泌センターの開設を予定していますが、診療部間の更なる連携を図っていきます。
 「Etiquette-Based Medicine (EBM)」の取組も継続します。診療態度や教職員の院内マナーの向上を目指し、指導を強化したいと思います。
 最後に、昨年度から開始した各診療部との面談で、診療実績に関する明確な目標設定や各診療部の重点的な取組について意見交換を行い、予算編成に反映しています。附属病院の現状を各診療部と共有するとともに、各診療部がそれぞれの強みを活かした診療ができるように附属病院として後押ししていきたいと思っています。
 本年も皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

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